知らないと意味がない!?これだけは守りたいMFTの注意点9つ

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Dr.KITAMI

北見 顕介/KensukeKitami このコンテンツでは、現役の歯科医師ができるだけ専門用語を使わずに、わかりやすい言葉を使って解説しています。
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MFT(口腔筋機能療法)は口の中に装着する矯正装置を使わずに、「口のトレーニング」を行うことで口に及ぶ「筋圧のバランス」を整えていきます。続けていくことで曲がった歯並びさえも治すことができます。

ただ闇雲に言われたトレーニングをやっているだけでは思ったような効果はまずでてきません。逆に注意する点を守ることで、短期間で歯並びが悪くなる原因の舌の癖を除去することができます。

是非、MFTのトレーニングを行なっていく際は今から解説する注意事項を必ず守ってください。もしMFTがわからない人や効果を知りたい人は歯並びが良くなるMFTとは?歯科のプロがわかりやすく解説を参考にしてみてください。

それでは解説していきます

必ず”ステップ”を守る

歯科医院でMFTを行なっていく際、レッスンに沿ったワークブックを必ず使用することになります。ここで大切なことは、このワークブックに沿って必ず練習を進めていくということです。途中で難しいレッスンや簡単な練習があっても飛ばしたりすることは絶対にしないでください。

また、ひとつの新しいレッスンを開始したときは前回のレッスンができているかを確認しながら次のステップに進んでいく癖をつけていきましょう。

トレーニングでできるようになったことを普段の生活の動作に置き換えていかなければならないのがMFTです。したがって練習項目がどれだけ上手になっても繰り返し練習するということが大切になります。

記録をすれば効果が変わる!?

診療室で、指導されて行なったレッスン中の音声を必ず録音していくことも大切です録音をすることで、どの部分ができていないかの確認ができることと、診療室での音声を家で復習することができます

また帰って練習をしたときには正しい方法がわからなくなっていることが多々あります。その結果、間違った方法でレッスンを進めていきがちになってしまうことを防ぐことも一つの理由です。新しい項目が完全にできるようになるまでには、それなりに時間がかかることなので常に確認しながら確実に自分のものにしていきましょう。指導者は

  • その日できなかったこと
  • 家で練習する際に注意すべき点
  • 正しいMFTの音声、発音

を一緒に録音して患者さんに毎回渡してあげることにより効果的にMFTを進めていくことができます。

個人に合った練習項目を設定する

患者さんによって「モチベーション」や、「レッスン項目ができるようになる時間」はそれぞれ違います。そのため、一人一人与えらる課題の内容も違ってきます。レベルに合った練習回数と練習時間で最初は徐々に始めていくことが大切です。

もし次の指導日まで日数を空けることが難しい場合は早めに歯科医院に行くようにしましょう。

目で見れば効果が変わる?

スポーツでフォームをチェックするときに鏡で見ると上達するのが早いと思います。実はMFTも同じで、眼で見て視覚的にチェックしながら練習することで上達のスピードが早まります。

まったく慣れていないことを続けていくということは、人の筋肉は知らないうちに元の状態に戻ろうとすることも覚えておきましょう。眼で見て明らかに元に戻っていることがあればその時点で修正していきます。

さらに詳しく知りたい方は誰でも簡単にできる?MFTで必要な器具を歯科のプロが解説を参考にしてください。

筋肉の”感覚”を大切にする

先ほど鏡を見ながら練習をする方法を解説しましたが、眼で見て覚えることと同じくらい大切なことは“筋肉の感覚”を大切にすることですMFTでのレッスン項目が正しくできているときの筋肉の感覚を家で練習するときにできるだけ思い出して、それを繰り返していくことで自然と咀嚼や嚥下(飲み込む動作)、発音などが身についてきます。

また、正しくできているときとできていないときの違いをわかりやすくするためのポイントは、普段から練習をするときにメリハリをつけて練習するように心がけていきます。

姿勢が歯並びに影響してる!?

実は歯並びが悪かったり、口の周りの機能に問題がある子供は姿勢も悪い傾向があります。まずは歯並びを治す前に「猫背」を改善する必要があるのです。

まずは姿勢が悪い状態で練習を続けることをやめることから無くしていきましょう。そして徐々に、普段の生活での姿勢の悪さも改善させていきます。「姿勢が悪ければ練習をしても意味がない」と常に頭に入れておくこともとても大切です

年齢を考慮する

MFTのトレーニングを進めていく際、必ず年齢を考慮しておきます。ただ、MFTのトレーニング自体は小学校低学年(7、8歳)〜成人までの広い範囲で行うことができます。

特に注意が必要なのは低年齢児のMFTです。7歳〜8歳の子供が対象だと物事を良く理解できないということをまず理解します。よって、家での練習のときは必ず親が付き添います。結果的に練習の質が上がる他、スティックなどを持ったまま転倒してしまうと重大な事故に繋がることを防ぐことも一つの理由です。

MFTはやる気が全て

先ほど解説した対象年齢以下の子供でも、本人と保護者のやる気さえあればMFTは成功します。なので、安易に年齢だけをみて「この子はMFTはできない。」「もう少し大きくなってからトレーニングしよう。」と決めつけないようにすることが大切です。

逆に年齢が7〜8歳以上でも本人のやる気がなかったらMFTは絶対に上手くいかないので本人のやる気を確認しておくということはとても大切です。

練習は必ず毎日行う

MFTの練習は必ず毎日行います。毎日歯を磨くことと同じくらい生活に組み込ませることで普段の正しい咀嚼、発音、嚥下に無意識に繋がっていくからです。それはレッスンが上手にできている、できていないに関わらずです。

また長い練習時間はかえって挫折に繋がってしまうので禁物です。指導者(歯科医師、歯科衛生士)や保護者が、子供に「練習は楽しいもの」と思わせるように工夫することが大切です。

まとめ

今回はMFTのトレーニングを行なっていく際の注意と守るべき点を解説していきましたがいかがだったでしょうか?最も大切なことはMFTに「焦りは禁物」ということと、「根気強く続ける」ことです

また「MFTはできなくて当たり前。だから毎日練習をするし、指導を受けに行く。」という認識を常に頭に持っておくことがとても重要になります。

MFTを進めていくとできない項目が必ずでてきます。そんなときは「ステップごとに行う」ことを守り、できない訓練ができなくても投げ出さずに前のステップに必ず戻るということも覚えておきましょう。

もし”注意する点”がわからなくなればこの記事を読み返して是非確認してみてください。MFTを行なってもなかなか食べ方や発音、歯並びが良くならなくても焦らず続けていきましょう。

では今回は以上です。

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