知らないでは済まされない?過去問を最大限に活かす使い方

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Dr.KITAMI

北見 顕介/KensukeKitami このコンテンツでは、現役の歯科医師ができるだけ専門用語を使わずに、わかりやすい言葉を使って解説しています。
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国家試験で必ず利用するといっていいもの。それが過去問です。ただ、皆が勉強として利用する過去問の正しい使い方を知っていて解いている人は全体の2割もいません。

正しい方法は大きく分けて2種類のことができればOKです。

  • 過去問を解き始める時期
  • 解き方を工夫する

最大限活かせているということは、本番までにインプットした知識をしっかりアウトプットできるまで知識を定着させるのが大前提です

これらは一度解いてしまうとできない方法なので是非、過去問を解き始める前に知っておいてください。それではさっそくいきましょう。

過去問を解き始める時期は?

ズバリそれは一番最初です。僕は国家試験勉強をやりはじめたとき、どの問題集、参考書から手をつけていいかわからない人間でした。周りの人より知識が単純に多ければ成績が上がるのですから、最初から難しい参考書を完璧になるまで、まずは読みこもうとしていました。

しかしこれは間違いです。なぜなら、記憶力の絶対条件として

長い時間×勉強量=記憶力 ではないからです。正しい条件は、

短い時間×回数×勉強量記憶力 

です。厚い教科書を丸々いきなり読みこもうとして勉強に取り組むと必ず途中で挫折します。また、中盤まで差し掛かったとき最初のページはまるで覚えていません。

中には教科書を読んでいるだけで内容をほぼ覚えてしまうような天才肌の人もいるかもしれませんが、多くの人はそうではないはずです。

過去問を解けば、国家試験の問題が解けるは間違い?

答えはYESです。過去問を解けても、国家試験の問題は解けません。国家試験に過去問と同じ問題は出ませんので同じ問題が出たときに解答できるようにする”ものではなく、近年の国家試験の傾向を知るためのものということを必ず意識することが必要です。

①国家試験の傾向を知る → ②傾向に合わせて、詳しい参考書でさらに知識を増やす

という流れですこれを前提にして、直近の過去三年分の過去問からまずは解いていきましょう。かなり昔に出題された問題(10年以上前など)は、また出題される可能性が少ないので優先順位は下がります。

 

ただここで注意しなければいけないことは、誰もが解く過去問はなるべく早い段階で解いておきましょう。歯科医師国家試験の場合、難易度と量から、最低でも夏までに「直近の過去五年分」くらいは終わらせておくと良いと思います。

過去問を最初に解かなければいけない本当の理由

参考書は全てが試験に出るとは限りません。参考書の中には、国家試験に出ない部分がたくさん書かれているような参考書はたくさんあります。それらを、いきなり読み進めてしまうと試験に出る可能性が低い分野を時間と労力をかけて、覚えてしまうようなことになってしまいます。

過去問の選択肢でわからない選択肢や問題が出たら、その時点で解説が詳しい参考書や、教科書で調べ、その周辺を覚えるという繰り返しをしましょう。過去問で勉強の道筋を立てていくことです。

また、あなたが苦手な部分を早めにに知り、把握することもひとつの目的です。過去問を何度も解いているうちに気づくと思いますが、同じ問題を何度も間違えると思います。間違えたことを気にすることはありませんが、間違えた問題の周辺の知識が不足している証拠にもなります。

誰でもできる過去問を最大限に活かす方法

それでは誰でもできる過去問を実際に活かす方法を解説します。やりかたを意味あるものにするためには、習慣化させることが大切です。記事を読んだ後、それを習慣化させるためにすぐに実行に移してみてください。

わからない問題にあたったら?

過去問を解いていて、まったくわからなくて解けない問題に出会ったときあなたはずっと考え込んでいませんか?それは大きな間違いです。

臨床問題など考えれば答えが出るような問題は別ですが、わからない問題は、すぐに答えが出ないとわかったら、解答と解説をすぐに見てしまいましょう。なぜなら、時間がもったいないからです。

知識を定着させていくには、インプット⇆アウトプットが大切です。過去問をひたすら解いているときは、今現段階である知識をアウトプットしている状態です。ただ、わからない問題はアウトプットできないので、その問題ですぐにインプットを行うようにしましょう。

インプット→ひたすらアウトプット(わからない問題にあたる)→解説を見る他の参考書で調べるインプット(最初に戻る)

といった流れです。問題が解けないとき、単に知識不足が原因である場合は、いくら考えても答えはでません。過去問はこの流れで間違えた箇所で知識を増やし、同時に最近の国家試験の流れを把握していきましょう。

間違えた箇所を上手にアウトプットする方法

一つの方法として、わからなかった問題、選択肢、言葉をまずはメモとして、リストアップします。こうすることで、後で調べなければならないものが一目でわかります。知識のある人に聞くときも役に立つでしょう。

その後、理解できたと思ったら、時間があるときにわからなかった問題の類似問題を解いてみます。

類似問題の見つけ方がわからない人は以下のことをしてみてください。

  1. 索引がある別の問題集、参考書を用意する。
  2. 索引でわからなかった問題に書いてある、ワードや用語を調べる。
  3. そのページを調べ、書いてある別の問題や、国試番号が書いてあるならば、それを参考にする。

という方法で、わからなかった言葉が問題文、選択肢、解説に入っている問題を解いていきましょう。

一週目を早い段階で終わらせる

これで周りに差をつける!成績が上がる参考書の使い方まとめの記事で”参考書をまずは一周することが大切”と書きましたが、過去問も同じです。参考書を最後までやりきれないことの多くは、覚えることが必要な範囲の全体像を把握しきれていないために挫折に繋がるのです。勉強のゴールがみえていない状態と一緒です。

先ほど解説したように、短い時間×回数×勉強量記憶力 

に当てはめて一周目は早めに終わらせてしまいましょう。マラソンと同じでゴールまでの距離がわからなければ継続が難しいのです過去問の勉強計画の例として下を参考にしてください。

  1. 一週目で基本的な知識をつけていく他、全体を大まかに把握
  2. 二週目で一週目で覚えた知識の復習+覚えきれなかった箇所を補う+間違えた箇所を調べる
  3. 三週目である程度知識がついてスピードが上がっているので、時間的にも余裕ができ、さらに知識を深める+類似問題を解いてみる
  4. 四週目になるとどうしても自分が覚えられない、苦手な部分がわかっているのでその部分を重点的にやる

一週目ですべての単元を網羅することは不可能ですし、頭に残っている知識もそれほど多くはないことを覚えておきましょう。

過去問に出そうな問題のランクをつける

過去問を3年〜5年分解くことによって国家試験に出題されやすい問題がわかるようになってきます。その傾向がわかったら、「出題頻度」「得意、不得意」によってランク分けをしましょう。

過去問をランク分けすることによって、自分が優先すべき問題が明確になり、効率が良くなると同時に記憶にも残りやすくなります。まずは、出題時期にで分類します。例としてアルファベットをつけていきます。

  • 3年以内に毎年出題されている問題 ⇨A
  • 2〜3年に一度出題されている問題 ⇨B
  • ほとんど出題されない問題⇨C

その後、できている問題できない問題を分けていきます。

  • 解説を読んで理解できている問題 ⇨+
  • 解説を読んでも理解できない問題、自分が苦手な問題 ⇨−

 

重要 A −
B −
重要 A+
B+
重要ではない C+
C −

 

ランク分けすることで、より「頻度が高い問題」が重要ということが一目でわかります。

また「自分が理解している問題」と「苦手な問題」を比べたときに、「自分が理解できている問題」は試験で出たときもまず解ける可能性が高いため、「苦手な問題(その範囲)」を勉強することがまずは優先になります。したがって問題最も重要すべき問題はA−B−です。

「自分が理解していない」、「苦手な問題」を解くことはとても苦痛ですが試験に狙われる可能性が高い箇所の手を抜くと国家試験は落ちます。

頻度が低く、理解できない問題C−は解かなくてもOKです。このように問題のランク分けをして他の受験生にに差をつけてみてはいかかでしょうか?

まとめ

過去問を最大限に活かす方法を解説してきましたがいかがだったでしょう。過去問は必ず使うものですが過去問を解いていく時期や、解き方を知っていると知っていないとでは、長い目でみたときに成績への結びつきが変わってくるはずです。

ここにあげているもの以外にも、やり方はたくさんあります。記事を参考に、自分で工夫などしてみてください。それを実践していれば、あなたの過去問を解くうえでの、勉強スタイルがさらに決まってきます

あなただけの過去問の勉強スタイルを確立し是非、国家試験合格に近づけてください。

今回は以上です。

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