読めば人生が変わる、歯科衛生士が就職前に知っておくべき仕事への考え方

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  1. 院長と気が合わない
  2. スタッフとの人間関係にうんざり

  3. 職場に行くのが辛い

 

就職して3年以内に、医院でこんな不満は誰ももちたくはありません。

実は歯科衛生士の離職率は非常に高いことが指摘されています。同じ歯科医院で10年間勤め続ける人は全体の5%にも満たないといわれ、転職や退職をした経験がある歯科衛生士は約65%。3人に1人といわれています。

この記事は必ず就職先を決める前に読んでください。そうすることで、あなたが歯科医院に就職するために知っておいた方が良い”コツ”がわかります。あなたが就職先を決める際に是非役立ててください。

では、さっそくいきましょう。

まずあてはまったら要注意なこと

あなたが職場に求めるうえで、優先するものをまずチェックしてみてください。

  • お金(お給料)
  • 休日
  • 良好な人間関係
  • 仕事の楽さ
  • 職場までの近さ(場所)でしょうか?

実はこれらを優先してあなたが就職先の医院を決めてしまったら、おそらく職場は長続きしません。なぜなら、上にあげていることは全て就職する理由が“仕事の内容中心”ではないためです。「こんなこと」、「こんな処置がしたい」など仕事の面白さがわからない場合、いつか仕事の手を抜くようになってしまいます。

上にあげたものはすぐに不満がでやすく、不満がなかった労働条件に不満がでる仕事の内容で選んでいないため、仕事のやりがいもない ため医院に居づらくなり、すぐに職場を辞めたくなってしまいます。

あなたが職場を決める際、まずこれらをチェックしておきましょう。

仕事が楽しくなる”コツ”

あなたができるだけ歯科衛生士の仕事が好きになりやりがいをもって楽しく続けたいのであれば就職して3年目までするべき、”最も大切なこと”があります。

それは間違いなく「仕事の楽しさを知るためにたくさん勉強をすること」とそれによる「技術のレベルアップ」です。今まで国家試験の勉強をしてきて、また勉強かと思う方がいるかもしれませんが‥。

歯科衛生士の仕事は、次のように定義されています。

  • 歯科予防処置 (歯と口腔の疾患を予防するために、歯垢【プラーク】や、歯石を除去する医療技術)
  • 歯科保健指導(患者の生活習慣を変えるために、口腔清掃指導などを行うこと)

これらをこなすためには、国家試験で学んだ知識では通用しない、臨床的な知識と技術が必要です。

例えば新しいスポーツを始めようとしてもルールがわからないスポーツは上手くならないですし、苦痛になってしまいます。ひとつのことを楽しもうとすると、まず知ることから始めそこから楽しさが広がっていきます。知識や技術が向上すると

というサイクルになっていきます。

これを踏まえ就職する前に自分の好きな分野、治療を少しでも考えて決めておくことは一つの方法です。

これらは学生時代にそれらを完璧に決めることは難しいかもしれません。しかし少しでもあなたが興味がある分野に力をいれ、治療をおこなっている歯科医院に就職することができれば働いている間それらが楽しさに変わります。

歯科医院の見学には行かない!?

就職したい歯科医医院に見学に行くことは多いと思います。では医院の見学にできるだけたくさん行けば良いのでしょうか?

答えは、気になる医院に見学に行くことはもちろん良いことですが、「沢山行きすぎるのは危ない!」です。なぜでしょうか?これには以下の理由が考えられます。

  • いろいろな医院を見すぎてしまい、逆に迷って決められなくなってしまう
  • あなたが最初に就職しようと思っていた歯科医院の悪いところに目がいってしまう。
  • 見学で得れるものもありますが、結局わからないことも多い。
  • 歯科医院の数は多く、最後は体力的に厳しくなり「作業」になってしまう。

「長く就職している歯科衛生士さんは、たくさんの医院に見学に行っていない人が多い」というデータもあるほどです。迷いが生じるリスクを負うくらいなら、まずは見学の前に、親しい先輩、知り合いに聞いたり、ホームページをチェックしましょう。そして、その時点である程度目星をつけた後、その医院のみをしっかりと見学することをオススメします。

100%理想な歯科医院の見つけ方とは

では就職する前にどのように目星をつければいいのでしょうか。ポイントとしては、就職先を決める上で、 この理由があれば何が起きても大丈夫という決定的な理由を一つでもいいので決めてから就職する”ようにしましょう。

それでは具体例をあげていきます。以下のように自分が求めているものに1〜5位までランキングをつけてみます

自分が医院に求めているものランキング(仮)

  1. 予防に力をいれていて、担当医制の歯医医院
  2. SRPなどの治療技術を教えてくれる先生や、先輩衛生士がいる
  3. 勉強会などに積極的に参加することができる
  4. 給料が高い
  5. 職場が自分の住んでいる地域から近い  

5つ求めているものを決めたとき、5位まで全て満たしている医院に出会うことは、とても稀だと思います。そして4、5位を切り捨てても、1〜3位は必ず優先しましょう。

大切なことは1、3位を満たすためには4位、5位は思い切って切り捨てるくらいの覚悟をもつことですそこを切り捨ててでも1位、2位、3位を優先することができれば、あなたがその医院に就職した理由がより明確になります。多少嫌なこと、不満がでてきても乗り切ることができると思います。

  • 院長が優しい
  • スタッフ同士の仲が良い
  • 給料が高い
  • 休みが多い
  • 仕事が楽

全て揃っていて何も言うことなし!こんな就職先を探している学生さんや、歯科衛生士さんは多いと思います。

しかし、「楽をして給料を貰える様な100%理想な歯科医院はない!くらいに思っていた方が楽です。仮にあったとしても就職する前にそれらを事前に全て調べることは不可能です。

完璧は求めず「最初からそんな医院はない」という心構をしておくことが正解です。あなたが就職する前に全てが理想でも、3年以上勤務していると、何かしらの不満は必ずでてくるものです。

もしそうなったときは、自分がマイナスな考えにならないようにその医院に就職する理由を明確にしてブレない状態に常にしておけばいいのです。

要注意な歯科医院とは?

現在、全国に歯科医院の数は68000軒以上あります。その中からあなたは1軒の歯科医院を選び就職します。これだけ数のある医院の中から一つを選ぶということは、じっくりと考えてから選ぶ必要があります。

たくさんの歯科医院には、それぞれの医院の特徴があります。治療に対する考え方だったり、患者に対する考え方も全く違います。

特に最初に就職する医院で要注意な歯科医院は、

【”一人あたり、たくさんの患者を診る”ことで患者の数を優先し、技術的なことはまったく教えない歯科医院

だと思います。このような歯科医院は必然的に一人当たりの患者を治療する時間が減ることになり結果、短い時間の中で処置をこなしていかなければなりません。

体力的にもそうですがあなたがしたいような治療ができないようになるとストレスになります。また技術の向上も見込めないため、仕事が単純作業になってしまいます。

もしあなたが就職1年目で、たくさんの数の患者さんを診ることが一番大切なことだと思い込んでしまうと、おそらく仕事が

  • やりがいもなく、つまらない
  • 単純作業で仕事が苦痛
  • 休みとお給料のために仕事をする

など常にマイナスの考え方になってしまう可能性が高くなります。

そして、『自分が担当して診ている患者の予後』や、『治療により本当に病気が改善されている?』といった見方ができなくなってしまいます

 具体的にどんな歯科医院を選ぶ?

ここまで仕事の楽しんで、歯科衛生士の仕事にやりがいをもち、技術を学ぶことが大切という話をしてきました。

では、具体的にどのような歯科医院を選べば良いのでしょうか?就職する決め手となる例をあげていきますので参考にしてみてください。

  • しっかりわからないことを教えてくれて頼りなる先輩歯科衛生士、指導医がいる
  • 自分が勉強したことを、納得できるまで患者に指導できる

これらの理由として、技術を向上するためにはしっかりと教えてくれる指導者とそれを実践できる環境が大事だと思うからです。また、やる気のある衛生士さんは

  • 診療後や空き時間に処置の練習ができる

様な歯科医院であれば、さらに良いと思います。

歯科は患者の口腔内を扱う技術職です。診療時間内に練習することはできません。練習ができる医院とできない医院では技術的な違いがでてきてしまいます。

「お金(給料)」や「休み」が欲しいのであれば、まず就職した医院で処置ができるようになり、周りのスタッフや院長を納得させることで得ることができるようになるはずです。

すぐに行うべき、ミスをしたときの対処法

新人は必ずミスをします。ドクターや先輩の衛生士から怒られることも多々あると思います。しかし、人は失敗して成長するものです。

ミスをすることは恥ずかしがらずまずは指導を受け、プライドはできるだけ捨てるようにしましょう。

あなたが成長できるポイントとしてミスをしたときどんなに理不尽な理由で怒られようとも、まずは目上の人の意見を聞き、すぐに謝りましょう

目上の人は少なからず労力を使ってあなたを怒っているのです。目上の人の立場からすると労力を使い相手に聞き入れられないと、わざわざあなたを指導しなくなります。

この先あなたがミスをしても間違いを指摘されず、気付かないうちに損をすることになります。

院長、先輩を尊敬する

歯科医院での院長の存在はかなり大きいと思って良いです。したがって院長が尊敬できれば、その医院で働ける理由の一つになるでしょう。

逆に院長がまったく尊敬できないと、仕事はすぐに辛いものになります。このような事態にならないように就職する前からできるだけ院長の

  • 人柄はどうか
  • スタッフからの信頼は厚いか
  • 患者思いで熱心に治療に取り組んでいるのか
  • 治療中スタッフにあったていないか など

情報は得ておきましょう。「院長が原因で退職する」ことは理由としてとても多いことなので、就職するときは自分が尊敬できる院長の歯科医院に就職してしまうということもひとつの方法だと思います。

意思が弱い人が誰よりも早く成長する方法

もしあなたにやりたいことがあっても、

  • 他のスタッフ達のモチベーションが低い
  • 同じ考えの人が少ない

と結局やりたいことができずに周りに流されてしまう人はとても多いことだと思います。例えば、

  1. 治療前後で患者さんに説明(カウンセリング)をしっかり行っている
  2. 月に一度、全員で勉強会や外部の講師を招いてセミナーを行っている など

は歯科医院を選ばないと決してできません。

そんなときは、就職する前段階であなたがやりたいことを当たり前にしている医院を最初から調べ、就職してしまう方法が良いと思います

これは”ダイエット”と同じです。痩せようと思って普段から慣れない食事制限や運動を一人で行っていても、大抵挫折します。ダイエットの失敗の原因はほとんどこれです。

しかし、思い切って友達と運動サークルに入ったり、トレーナーをつけてジムに通うなど強制的に生活サイクルに組み込んでしまえばダイエットが成功します。

当たり前の環境に身を置き、それを習慣化するとあなた一人ではできないことも少しずつできるようになっていきます。それらを継続したとき大きく成長できるので、どうしても譲れないものがある人は医院選びの一つの参考にしてみてください。

まとめ

ここまで、就職する前の歯科衛生士さんの心構えや考え方を解説してきましたがいかがでしたか?

「結婚するまで歯科衛生士を続け、結婚したら職場を辞めるので正直何でも良い。」「ある程度給料を貰えれば良い。」考えの歯科衛生士さんは多いかもしれませんが、人生で多くの時間を過ごす職場で、このような考えでいるのはあまりに勿体無いと思います。

また、一度就職した医院を早めに辞めてしまうと”辞めグセ”がついてしまい、そんな歯科衛生士さんはどこの医院でも長続きしないものです。

歯科衛生士は歯を残すための予防処置や、患者の生活習慣の改善などとても重要な仕事を担っています仕事に真剣に向き合って勉強していれば、「楽しさ」や「やりがい」を感じることができるはずです。

是非今回の記事を読んで就職先をすぐに決めてしまう前に、その医院について少しでも考えるきっかけになれば幸いです。

では今回は以上です。

 

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